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【アフターマーケット掲載】totocoが生まれた自動車整備工場のDX成功の秘訣!vol.28
2025.08.21
みなさまこんにちは。ヤマウチの人見です。
数か月間コンタクトセンターのお話を軸にご案内して参りましたが、今月号は趣向をガラリと変えまして大好きな方がいっぱいいらっしゃるであろう「LINE公式アカウントの活用」についてご案内させていただきます。
きっと知らない方はいらっしゃらないのではないかと思いつつではありますが、一応LINEについて少し解説いたしますね。
LINEはSNS(Social networking service の略)のひとつで、主に個人間のコミュニケーションを促進するアプリです。2011年に初版リリースですから歴史はまだ浅いのですが、その勢いはとどまるところを知らず、2023年4月現在の日本における普及率はなんと83.7%(NTTドコモ モバイル研究所より)となりました。ここまで普及すると、もはや生活インフラのひとつと言っても過言では無いのではないしょうか?現に小学校からのお知らせに、LINEを活用しているというお話も聞きますもんね。
きっと、皆さまも、1対1での対話だけではなく、グループLINEをこしらえて複数の方とのコミュニケーションも楽しまれていることと思います。
そんな大人気のLINEですから、企業がこぞって販促に組み込みたくなるのは当然のことだと思います。オリジナルでこしらえたアプリの様に、わざわざお客さまにダウンロードいただかなくとも「ともだち」登録さえしていただければ企業が発信したい情報をカンタンにお届けする事ができるわけですもんね!
しかしですね、みなさまが普段使われているLINEをそのまま販促に使うとなれば、若干難しい問題が生じます。と申しますのが、グループLINEだと、そのグループに登録している方のみが見られるオープンスペース(これをトーク画面と言います)にて自由かつ平等に情報を発信する事ができるため、企業が「今日はオイル交換を半額でやりますよ!」と発信したとしても「安い!」とか「いくらですか?」とか「予約って必要ですか?」などなど、勝手気ままに書かれたコメントの渦で、肝心な告知がトーク画面から流れてしまうんです。「ん?なんかコメントがにぎわってるけど、いったい何が安いんやろか?」これでは販促とは言えませんよね?
LINE公式アカウントには手間いらずの施策がいっぱい
ですから企業用に「LINE公式アカウント」というサービスが用意されているんです。こちらを使いますと、「おともだち」のコメントを制御する事ができますから、トーク画面には常に告知したい情報が掲載できる様になります。
また、公式LINEアカウントを活用しますと、1to1のプロモーションを仕掛ける事もできる様になります。まずはサービス券の自動発券機能ですね。この機能を活用しますと「おともだち」登録をしていただいた瞬間に一回しか利用できない制限付きのサービス券を発券する事ができる様になります。ですので、エイヤ!と思い切ってオイル交換無料券を発行したとしても、ばらまきにはなりませんので、現場は混乱いたしません。
次に私が気に入っているのがクイズ正解者のみにサービス券が自動発券できるという機能です。たとえば「『ラチェッ○モンキー』の○の中身は!?」なんてクイズを出題したとしましょう。「おともだち」は『モ』って回答をトークで送ってくるわけですが、正解された方にのみに特別なサービス券が「おともだち」のトーク画面上に発券されます。まさに手間知らずの施策ですよね!
ちなみにグーグルアナリティクスの様にLINE公式アカウントもお客様の挙動を数値で追う事ができるのですが、クイズを絡めますと嬉しい事に参加数はおおきく伸長いたします。なによりお客様が楽しんで参加してくださっているのが非常に嬉しいですよね!
今の時代は、気が向いた瞬間に即予約できることがキモ!
最後に忘れてはならないのが「リッチメニュー」の存在です。LINE公式アカウントでは、トーク画面の下方に6つまでメニューを表示する事ができます。
ちなみにラチェットモンキーでは、「オイル交換予約」「車検予約」「展示車両情報」「クーポン情報」「求人情報」「電話問い合わせ」の6つをご用意しているのですが、Web予約は、totoco(ヤマウチが販売しているクラウド型予約管理ツール/商品名とっとこ)を活用しておりますので一気通貫にて完了します。これはお客様の利便性を考えますと非常に良い施策ですよね。現に、LINEのトーク画面を閲覧頂いた件数に対し、オイル交換は7%、車検は4%ほど毎月ご予約くださっています。今の時代、「気が向いた瞬間に即予約ができる」これがキモなのだと思います。
「電話問い合わせ」はタップすると即電話がかけられます。「展示車両情報」や「求人情報」については、自社のHPに飛ぶ様にしています。要は、導線がしっかりしたリッチメニューを配置しておくだけで、お客様の満足度は満たされるという寸法です。
HPの充実が空中戦の第一歩
余談ですが、私は、自社HPを充実させる事が空中戦の第一歩であり、ペーパーレス販促の基礎になると考えています。「強く訴求したい情報は、ひとつのページで表現する。そして必ず刈り取りできるゴールを設置しておく」この法則さえ守ってWebページをこしらえておけば、あとはSNSやQRコードを印刷物に刷り込むなど、ページの入口をいたるところに設置するだけです。ご興味が沸いたお客様は、自ら来てくださいますからね!「手間なしWeb販促のできあがり!」というわけです(笑)
来月号からはラチェットモンキーのペーパーレスな会議風景をご案内いたしますね。ウチの店長の“苦悩”にお付き合いくださいましたら幸いですw