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【アフターマーケット掲載】totocoが生まれた自動車整備工場のDX成功の秘訣!vol.50
2025.08.27
みなさまこんにちは。ヤマウチの人見です。
いつも私のコラムにおつきあいくださりありがとうございます。今月号では代車管理についてお話いたします。
未来貸出・即貸出・長期貸出代車管理って地味に複雑です
みなさまも、お感じになってると思うのだけれど、代車管理って地味に複雑だし一筋縄ではいかないですよね?予約時に「代車希望」と申し受けた際、ご用意するのはもちろんのこと、水漏れなど急なトラブルでご入庫された方にもご準備しなければいけません。板金や車販時にも代車って必要になりますよね?ところが、法規上、レンタカー登録をしてない車は、お客様から使用料をいただくわけに参りません。商売上、無料で貸し出す代車を無くすことはできないのであれば、代車にかかる経費や管理の手間に対し、代車の存在が、いかほどトップラインの押し上げに貢献しているのかを常に見比べる必要があります。だけど、アナログ管理だと「長年の経験からくる勘頼み」となってしまいがちですよね。
「未来に貸し出す代車」「即貸し出さねばならない代車」「計画的に長期貸し出す代車」これら三種が入り乱れた状態で管理しなきゃなんないから、冒頭に記したとおり「地味に複雑・・」となるわけです。ラチェットモンキーも、totoco(弊社が開発し、販売もしているクラウド型予約管理ツール/商品名とっとこ)に代車管理機能を実装するまでは超アナログで管理をしていました。
アナログ管理は超便利!と見せかけて実は不便です
「【受注日、お客様名、貸出理由。貸出日程】を5センチ角のカードに記入し、カレンダー仕様に魔改造したホワイトボードへ張り付ける。代車が返ってくると、貸し出し日程が迫っている順に魔改造ボードからカギ本体にカードを移植して必要代車を確保する。突発的に代車の貸し出しが必要となった場合は、カギ本体に貼っているカードをチェックして、貸し出し日が遠いものを選び、カードを魔改造ボードに戻す」こんな管理方法です。文字にすると分かりづらいかもしれないけれど、現場で代車管理をされている方には容易に想像ができると思います。きっと「わかるww」って笑っていらっしゃるのではなかろうかとwこの管理って超アナログだけれど、スーパーウルトラ超絶便利ですよね(笑)
だけどですね、この管理方法だと、「カードに情報を書いて、ホワイトボードんとこまで移動して、カードをセロテープで貼って、変更の度に張り替えて、近々に貸出すべき代車がホントに確保できてるのか、カギ本体のチェックをことあるごとにする」これを毎日毎日やんなきゃなんないんです。まさに「便利と見せかけて実は不便」ですよね・・。
totocoで代車管理が楽になるのに、また“めんどくせぇ”
そんなわけで、「よし!totocoに代車管理ができる機能を実装しよう!」ってことになったのですが、いそいそとローンチしたにもかかわらず、これがまぁ使ってくれないンです・・。ぐぬぬ・・。なんで使ってくれんのや・・。もうね、「新しいものが来たらまずは拒否反応!」お約束の光景でございます。アタシもうソレ飽きましたけん!おなか一杯やで!いやホンマ(笑)
皆さま「使わない理由」を、まことしやかにお話されるのですが、ホントの理由が“めんどくせぇ・・”だけの場合って、透けて見えちゃうんですよね・・。だって、使ってみなきゃ「使えない認定」なんてできないでしょ?どれだけ文句を言おうともそれは“机上の空論”ってヤツで、それこそ現場の皆さまが大嫌いなソレなわけでございます。もちろん、皆さまお待ちかねの“粘着人見さん”が発動されますよねw「え?なんでそうなるんな?」「え?使ってないのに、そんなん、なんでわかるんな?」「え?こうすれば使えるやん!面倒くさくないしラクやで?何を言いよん?」数年前にtotocoをローンチした際、イヤというほど「どのルートを通っても出口が『やる』になっちゃう会話」これを売りに行くほどに経験している皆さまですから、「あー。もー。分かった。分かったけん!ちゃんと使うけん!ホンマごめんて!!」って早々に合意くださいました。“人見サンとの会話”これこそが“超めんどくせぇ・・”ってヤツですよねwワハハ(笑)
DX化は「不便を便利に!」の最短ルート!ぜひぜひ挑戦を!
今回実装した機能は、totocoに入力された予約データをそのまま代車管理に利用できるので、何度も顧客データの入力をしなくてもよいですし、先述した「便利と見せかけて実は不便」ってヤツから解放されます。仕組みとして根が張れば「これえぇやん!超便利やん!」と手放せなくなるにきまってますよね!実際のところ「totocoで代車も管理する」こちらは1か月待たずして根付くことになりました。
代車の台数は固定ではありません。「繁忙期には代車を増やし、閑散期には代車を売って利ザヤを稼ぐ」これを、まるで息を吸うかのごとくやっています。釈迦に説法とはなりますが、代車を何台保有するかを月次でシビアに管理することで経費削減ができますし、代車不足でお客様にご迷惑をかけることも回避できます。利ザヤも期待できますし、まさに「3回おいしい」というわけです。このシビアな代車の保有管理も、クラウド管理を推し進めたことで大変やりやすくなりました。
はじめは難色をしめしていたメカさんが「こんなに便利やと思わなんだ!ストレスが減った!」とご評価くださり、「予約時も貸出決定時も、絶対にtotocoへ入力せぇよ!でないとみんなに迷惑かけることになるぞ!フロントさんも代車帰ってきたら入力しての!でないとお客さん困るけんね!」と率先して活用を促してくださる姿を見るとホントにうれしくなります。「せやろ?だけん便利やって言うたやんか!(ドヤァ)」でございます(笑)
DX化は「不便を便利に!」これの最短ルートです。まだ挑戦されていない会社さま、ぜひトライしてみてください!